トピック:敬語の使い分けルール
🧭 トピック:敬語の使い分けルール
🎓【1】敬語は「人間関係+行動の主語」で決まる!
敬語を正しく使うには、まず次の3点をしっかり確認することが大切です。
- 行動の主語(誰が)
- 行動の相手(誰に)
- 場面や関係性(ウチとソト)
👉 この3つを意識することで、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」のどれを使うべきか判断しやすくなります。
🧩【2】判断の基本ルール
判断するポイント | 選ぶ敬語 |
---|---|
相手の行動を話す時 | 尊敬語 |
自分の行動を相手に話す時 | 謙譲語 |
丁寧に話したい時(文末) | 丁寧語 |
💬【3】具体例で理解しよう
例①:お客様が来る
- 主語:お客様(相手)
- 行動:来る → 尊敬語
- ✅ 正解:「お客様がいらっしゃいます。」
例②:自分が上司のところに行く
- 主語:自分(ウチ)
- 行動の相手:上司(ソト)
- ✅ 正解:「部長のところへ伺います。」
例③:社内の同僚に話す(丁寧に)
- 主語:自分
- 行動の相手:同僚(ウチだが丁寧にしたい)
- ✅ 正解:「資料を作成しました。」
🚫【4】間違いやすい例と注意点
❌「部長が伺います。」
- →「伺う」は謙譲語。自分側に使うべき表現。
- ✅ 正しくは:「部長がいらっしゃいます。」
❌「私が申し上げます」をメールの文末に毎回使う
- →丁寧すぎ&過剰。内容に応じて「言います」や「お伝えします」など適切に使い分けましょう。
✅【5】まとめ:使い分けのコツ
- 相手の行動→尊敬語
- 自分の行動→謙譲語(特に相手がソトのとき)
- 丁寧に話す→丁寧語(ます・です)
💡 敬語は「正しさ」も大切ですが、「相手を思いやる気持ち」がもっと大切です。状況や相手に合わせた使い分けを意識してみましょう!