レッスン3:日本的経営と現代の変革 すみ

レッスン3:日本的経営と現代の変革

1. 語彙(Vocabulary)

単語 読み方 英語の意味 例文
終身雇用 しゅうしんこよう Lifetime employment かつての日本では終身雇用が一般的な労働慣行であった。
In the past, lifetime employment was a common labor practice in Japan.

終身雇用制が崩壊Collapseし、転職が当たり前になってきた。

会社にとって終身雇用は良いか分からず、垂直移動が難しいと言われています。

年功序列 ねんこうじょれつ Seniority system 年功序列の賃金体系を見直す企業が急増(きゅうぞう)している。The number of companies reviewing their seniority-based wage systems is rapidly increasing.

古い企業は年功序列なので、若い人はなかなか昇進できない。

終身雇用と年功序列の2つは、日本の慣行(かんこうhabit)。

慣行=It’s a habit that you’ve been doing for a long time, but you no longer know why.

帰属意識 きぞくいしき Sense of belonging 会社への強い帰属意識が、組織(そしき)の団結力(だんけつりょく)を高めてきた。
A strong sense of belonging to the company has strengthened organizational unity.

人間は何かに帰属意識をもちたいという生き物だ。Humans are creatures who want to feel a sense of belonging.

帰属意識は会社にとって成功の鍵のように思えます。

転換期 てんかんき Turning point 日本の雇用形態(こようけいたい)は、
今まさに大きな転換期を迎(むか)えている。

Japan’s employment structure is currently at a major turning point.

Aに向かう=Aに行く
Aを迎える=Aを受け入れる

世界平和は、トランプ大統領によって、転換期を迎えた。

勉強した内容と違っている仕事に誘われて、転換期だが、未経験なので困惑(こんわく)する。

柔軟性 じゅうなんせい Flexibility 変化の激しい市場では、経営(けいえい)戦略(せんりゃく)の柔軟性が求(もと)められる。
In a rapidly changing market, flexibility in business strategies is required.

彼は柔軟性がある性格だ。

市場は変化し続ける状態なので、柔軟性が大事だ。


2. 文法(Grammar)

文法 接続 意味 例文
~に即した 名詞 + に即した 〜に合った / 〜に従った 時代の変化に即した経営判断が必要だ。

トランプ大統領の機嫌(きげんmood)に即した、プレゼントが必要だ。

田中さんの赤ちゃんに即した服をプレゼントしたいが、
大きさがはっきりわからないです。

~といえども 名詞/普通形 〜であっても / 〜とはいえ 大企業といえども、安泰な時代は終わった。
Even for large companies, the days of security are over.

この数学の問題は、クラス一の彼といえども、解けないだろう。Even he, the best in the class, wouldn’t be able to solve this math problem.

その方は学歴がどのくらい成長するといえども、研究所に誘われないだろう

~んがために 動詞(ない形)※する→せん 〜するという目的のために 会社を存続(そんぞく)させんがために
苦渋(くじゅうbitterness)の決断(けつだん)を下した。
In order to keep the company afloat, he made the difficult decision.


3. 読解文章(Reading)

かつての日本企業を支えてきたのは、終身雇用年功序列という二つの柱であった。
In the past, Japanese companies were supported by two pillars: lifetime employment and seniority-based promotion.

社員は会社に対して強い帰属意識を持ち、組織(そしき)のために献身的(けんしんてき)に働くことが美徳(びとく)とされてきた。
It has been considered a virtue for employees to have a strong sense of belonging to their company and to work devotedly for the organization.

しかし、グローバル化の進展(しんてん)とともに、これまでの日本的経営は大きな転換期(てんかんてん)を迎(むか)えている。
However, with the advancement of globalization, traditional Japanese management is facing a major turning point.

※向かっている= being going to , 迎えている= being facing, being welcoming

実力 主義(しゅぎ)の導入(どうにゅう)は、時代の要請(ようせい)に即(そく)した動きである。
The introduction of meritocracy is a move that meets the demands of the times.

伝統(でんとう)を重んじる大企業といえども、旧来(きゅうらい)のシステムを維持(いじ)し続けることは困難(こんなん)であり、
生き残(のこ)らんがために抜本的(ばっぽんてき)な改革(かいかく)を進めている。
Even large companies that value tradition find it difficult to continue maintaining their old systems, and are therefore implementing fundamental reforms in order to survive.

現代の経営(けいえい)において最も重要なのは、
変化に対応できる柔軟性(じゅうなんせい)を組織(そしき)全体で持つことだ。
The most important thing in modern management is to have the flexibility to adapt to change throughout the organization.

機械
組織


4. 会話練習(Conversation)

篠田先生:ジュンさん、日本の「終身雇用」についてどう思いますか?

ジュン:一つの会社にずっと勤(つと)めるのは安定していますが、個人の実力が評価されにくい年功序列は少し苦手です。

篠田先生:そうですね。今の日本企業は、グローバルな競争に勝たんがために、ジョブ型雇用への移行を進めているんです。

ジュン:時代の変化に即した変化が必要なのですね。シンガポールでは個人のスキルが重視されるのが当たり前です。

篠田先生:ええ。たとえ伝統ある日本企業といえども柔軟性を持って変化しなければ生き残れない転換期にあります。

ジュン:会社への帰属意識も大切ですが、これからは個人の能力をどう磨くかが鍵(かぎ)になりそうですね。