0527 債券価格と金利の関係
債券の買い手が多くなると、売り手は「買い手が沢山いるなら、金利を下げても債券を売る事ができるだろう。」と思って、金利を下げます。
つまり、買い手が多くなると金利が下がる現象が起きる。
この逆も同じです。買い手が少なくなると金利が上がります。
※利回りとは?
🇯🇵 日本語での説明
用語 | 意味 | 主な使い方 |
---|---|---|
金利(きんり) | お金を借りたり貸したりするときにかかる「利息の割合」。 | 銀行預金やローン(借金)などに使われる。 |
利回り(りまわり) | 投資に対してどれだけの利益が得られるかの「収益率」。 | 国債・社債・投資信託など、資産運用の世界で使われる。 |
🔸違いの例:
- 銀行に100万円を預けて、年**金利1%**なら、1年後に1万円の利息がつきます(→これは「金利」)。
- 国債を95万円で購入して、満期に100万円戻ってくるなら、利息を含めて実質の利益は5万円(→これは「利回り」)。
🇺🇸 In English
Term | Meaning | Common Use |
---|---|---|
Interest Rate | The percentage charged or earned for borrowing or lending money. | Used in loans, mortgages, and savings accounts. |
Yield | The return or earnings on an investment, shown as a percentage of the investment amount. | Used in bonds, stocks, and other financial products. |
🔸Example of the Difference:
- If you deposit ¥1,000,000 in a bank at 1% interest rate, you earn ¥10,000 in interest in one year. (→ This is “interest rate”)
- If you buy a bond for ¥950,000 and receive ¥1,000,000 at maturity, your actual return is ¥50,000. (→ This is “yield”)
🔍 要するに:
- 「金利」は お金の貸し借りの価格
- 「利回り」は 投資から得られる利益の効率
債券15時 長期金利、1.515%に低下 強めの流動性入札で 超長期債にも買い
26日の国内債券市場で長期金利は低下(債券価格は上昇)した。
指標となる新発10年物国債の利回りは前週末比0.010%低い1.515%で取引された。
財務省がこの日実施した流動性供給入札が投資家需要の集まりを示す強めの結果となったことが、買い材料になった。
財務省が実施した残存期間「5年超15.5年以下」の流動性供給入札は、応札額を落札額で割った応札倍率が前回を上回るなど、債券需給の引き締まりを意識させる結果だった。結果が判明した午後の取引では中長期債が買われ、新発5年債利回りは前週末比0.025%低い1.005%をつける場面があった。新発2年債利回りは同0.005%低い0.720%で取引されている。
長期金利は午前中は前週末を上回って推移する場面が多かった。トランプ米大統領が欧州連合(EU)に対する50%の関税発動を7月9日まで延期すると表明。これを受けて26日は朝から日経平均株価が堅調に推移するなど、投資家のリスク回避姿勢がやや後退するなか、相対的な安全資産とされる国内債には売りが先行した。
超長期債利回りも低下した。新発20年債利回りは一時、前週末比0.040%低い2.490%をつけた。新発30年債利回りと新発40年債利回りはそれぞれ2.995%、3.480%と、ともに前週末を0.060%下回る場面があった。午後には低下幅を縮めた。超長期債の流動性が低下しており、値動きが大きくなりやすい面がある。
債券先物相場は続伸した。中心限月の6月物は前週末比36銭高の139円10銭で取引を終えた。
短期金融市場では、大阪取引所の無担保コール翌日物金利(TONA)先物が下落した。中心限月の6月物は前週末の清算値比0.0025安い99.5050で終えた。
全銀協TIBOR運営機関が発表した日本円の東京銀行間取引金利(TIBOR)3カ月物は、前週末と同じ0.77000%だった。
段落1 要約:
26日の国内債券市場では、流動性供給入札の好結果を受けて長期金利が低下し、10年国債利回りは1.515%となった。
段落2 要約:
「5年超〜15.5年以下」の入札倍率が上昇し需給が引き締まったことで、中長期債が買われ、2年・5年債利回りも下落した。
段落3 要約:
トランプ前大統領の関税延期表明で株価が堅調となり、安全資産の債券は売られたが、最終的に買いが入った。
段落4 要約:
20年〜40年の超長期債の利回りも一時大きく下落し、その後やや戻した。流動性低下により価格変動が大きくなっている。
段落5 要約:
債券先物は続伸し、6月限の価格は139円10銭と前週末比で上昇した。
段落6 要約:
短期金融市場ではTONA先物が小幅下落し、6月物は99.5050で取引終了。
段落7 要約:
TIBORの3カ月物金利は前週末と同じ0.77000%で、変化はなかった。
2024年5月26日の国内債券市場では、財務省の流動性供給入札が好調だったことを受けて長期金利が低下し、10年国債利回りは1.515%となった。中長期・超長期債も買われ、利回りは全体的に下落したが、一部では午後に戻しも見られた。一方、トランプ前米大統領による関税延期の発表が株式市場を下支えし、安全資産としての債券には一時売りも見られた。債券先物は続伸し、短期金融市場ではTONA先物がやや下落、TIBOR金利は横ばいで推移した。
流动性供给招标(日语:流動性供給入札)是日本财务省为了增加市场上国债的流通性,通过公开方式向投资者再次发行(或提供)已有的国债,让市场更容易买卖这些债券。
简单来说,就是政府把手上已有的债券再次拿出来卖,让投资者更方便在市场上进行交易,保持国债市场的活跃度和流动性。
日本の国債がどのくらい発行されているか知ってますか?(発行残高)
日本の国債発行残高は、2024年12月末時点で約1,173兆5,000億円に達しています。これは日本の名目GDP(約560兆円)の約2倍に相当し、先進国の中でも際立って高い水準です。これはいつ財政破綻してもおかしくないレベルです。