レッスン8:非言語 表現 と声のトーン・母音の無声化 語彙までやった。
レッスン8:非言語表現と声のトーン・母音の無声化
語彙
| 読み方 | 意味 | 例文 |
| 矜持(きょうじ) 名詞(めいし) 中国語では形容詞、動詞で使われることが多い。 |
(自分の中で)自分の能力や立場に誇りを持つこと | 専門家としての矜持を持って、データの信頼性を守り抜きます。 (I will maintain my pride as a specialist and protect the reliability of the data.) 環境保護の仕事をする者としての矜持を常に持ち続けています。 初めて日本語の文章の中で、矜持を見つけた時、中国語での意味で理解していた。しかし、実際に表すものは全然違った。 |
| 毅然(きぜん) | 意志が強く、 物事に動じない様子 |
役員の方々に対しても、自分の意見を毅然とした態度で述べます。 (I will state my opinions with a resolute attitude even toward the executives.) 根拠のない苦情に対して、毅然と断った。 学科内の同僚は自分の研究分野でいつも毅然としている。必ず、今後その分野の専門家になると思う。 核汚染の強さを計る研究技術を開発しています。 |
| 融和(ゆうわ) | 打ち解(と)けて 和(やわ)らぐこと、 調和すること 柔らかい やわらかい |
組織内の融和を大切にし、円滑にプロジェクトを進めたいと考えております。 (I value harmony within the organization and want to proceed with projects smoothly.) イランとアメリカは、当分、融和しないだろう。 現在、10年前の世界融和の様子(ようす)が変わっていると思う。 |
| 深謝(しんしゃ) | 深く感謝すること | 本日このような貴重な機会をいただいたことに、改めて深謝いたします。 (I would like to express my deep gratitude once again for having such a valuable opportunity today.) 溺れていたところを助けてくれた人に深謝した。 今後について悩んでいた時、学科長からいろんな助言をいただきました。今までも、ずっと学科長に深謝しています。 |
| 肝に銘じる(きもにめいじる) | 深く心に 刻(きざ)んで 忘れないこと 肝=肝臓かんぞう=レバーliver |
いただいたアドバイスを肝に銘じ、日々の業務に 励みます。 (I will take the advice I received to heart and work hard in my daily duties.) 飲酒運転で事故を起こしたことを肝に銘じ、二度とそれをしないようにしています。 いろんなアドバイスを肝に銘じ、頑張ります。 いつも心掛けていることは何ですか。 |
敬語
| 読み方 | 意味 | 種類 | 例文 |
| 謹んで(つつしんで) | うやうやしく、誠意を込めて | 丁寧な副詞 | 謹んでお受けいたします。 (I humbly and respectfully accept.) |
| 拝受する(はいじゅする) | 受ける、受け取る | 謙譲語 | 先ほど資料を拝受いたしました。 (I have received the materials just now.) |
| 恐れながら(おそれながら) | 恐縮ですが(反論や意見の前に) | 丁寧語(クッション言葉) | 恐れながら、その点については別の見解を持っております。 (With all due respect, I hold a different view on that point.) |
| 痛み入ります(いたみいります) | 恐縮するほど感謝する | 謙譲表現 | 過分な評価をいただき、痛み入ります。 (I am deeply grateful for your excessive praise.) |
| お見知りおき(おみしりおき) | 覚えておいてほしい | 尊敬語 | 以後、お見知りおきいただけますと幸いです。 (I would be honored if you would kindly remember me from now on.) |
発音指導:母音の無声化と落ち着いたトーン
日本語のプロフェッショナルな響きを作るために、「無声化(むせいか)」と「低めの安定したトーン」を練習します。中国語の強いアクセントを「引き算」する練習です。
1. 母音の無声化(「です・ます」の「う」を言わない)
- ポイント: 狭母音の「i」や「u」が、無声音(か・さ・た・は・ぱ行)に挟まれた時、母音の音が消えます。
- 練習課題:
- です(Desu)→「です(u)」:最後の「う」を声に出さず、息だけで終わらせます。
- 毅然として(shite)→「し(i)て」:「し」で声を鳴らさず、空気の音だけにします。
- 矜持(kyouji):最後の「じ」を強く弾きすぎない。
2. 強弱を捨てて「ポーズ(間)」で重厚感を出す
- ポイント: 強弱で強調しようとすると、声が鋭くなり「きつい」印象を与えます。大切な言葉の直前に「0.5秒の間」を置くことで、役員に安心感を与えます。
- 練習例:
- 「私は……(間)……矜持を持って……(間)……取り組みたいと考えております。」
3. 胸に響かせる「低めの声」
- ポイント: 中国語は高い位置で響かせることが多いですが、日本の面接では少し顎を引き、胸のあたりを響かせる低めの声を意識すると、信頼感が増します。
会話パターン
1.厳しい質問に対する毅然とした回答
役員:もし、自分の分析が組織の利益に反する場合、どう振る舞いますか。
ウェイ:恐れながら、私の考えを述べさせていただきます。
役員:はい、どうぞ。
ウェイ:私は技術者としての矜持を持っております。短期的な利益よりも、データの正確性を守ることが、長期的には貴センターの信頼に繋がると考えます。
役員:組織としての調和も必要ですが。
ウェイ:はい。周囲との融和を常に心がけつつも、譲れない一線については毅然とした態度で向き合う覚悟です。
(英訳)
Executive: If your analysis goes against the interests of the organization, how will you act?
Wei: With all due respect, please allow me to state my thoughts.
Executive: Yes, go ahead.
Wei: I have pride as an engineer. I believe that protecting the accuracy of data, rather than short-term interests, will lead to the trust of this center in the long run.
Executive: Harmony as an organization is also necessary.
Wei: Yes. While always striving for harmony with those around me, I am prepared to face the non-negotiable lines with a resolute attitude.
2.面接終了時の挨拶
役員:本日の面接は以上です。結果は後日連絡します。
ウェイ:本日は多忙な中、貴重なお時間をいただきまして、改めて深謝いたします。
役員:ウェイさんの熱意はよく伝わりましたよ。
ウェイ:痛み入ります。本日いただいたご質問の内容を肝に銘じ、どのような結果であっても今後の糧にしたいと存じます。
ウェイ:今後とも、どうぞお見知りおきいただけますよう、謹んでお願い申し上げます。
(英訳)
Executive: That concludes today’s interview. We will contact you with the results at a later date.
Wei: I would like to express my deep gratitude once again for taking the time out of your busy schedule today.
Executive: Your enthusiasm was well conveyed, Ms. Wei.
Wei: I am deeply grateful for your words. I will take the content of the questions I received today to heart and want to make it food for my future growth, regardless of the result.
Wei: I humbly ask that you kindly remember me from now on.
